保育士試験過去問(保育の心理学)
本テストは、令和7年 保育士試験 筆記(前期)のうち、保育の心理学」の問題を集めたテストです。
本テストは、全20問から成っており、100点満点です。
出典:全国保育士養成協議会ホームページ(https://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/51.html)
※解説については、ラクテスが独自に作成したものです。
本テストは、令和7年 保育士試験 筆記(前期)のうち、保育の心理学」の問題を集めたテストです。
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※解説については、ラクテスが独自に作成したものです。
次の文は、発達的変化の研究法に関する記述である。( A ) ~ (D)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。人の発達を理解するために、様々な方法が用いられる。観察法は、観察した行動を自由に記述したり、特定の行動をチェックしてその出現頻度を集計したりするなどして、発達の状態を理解しようとするものである。中でも、観察者が対象者と接することなく観察するものを ( A ) 観察という。実験法は、研究者が研究上の仮説に基づき、対象者に特定の状況や課題を与え、その反応を測定するものである。その際、反応に影響する可能性のある余計な刺激である ( B ) を極力減らす必要がある。他にも、調査法や面接法などがある。これらの方法を用いて、発達的変化の過程を明らかにしていく研究で、特定の個人や集団を繰り返し測定するものを (C)という。その中でも単に年齢による発達的変化だけでなく、どのような時代に育った世代かということを考慮する研究方法を (D)という。
【語群】
ア 非参与 イ 横断研究 ウ 剰余変数 エ 縦断研究
オ 参与 カ 独立変数 キ コホート研究 ク ナラティブ研究
次の説明及び図は、発達と環境についての考え方に関するものである。( ア )~( エ )
にあてはまる語句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
説明
( ア )は、心身の諸特質の遺伝的可能性が顕在化するために必要な環境条件の質や量は、特性
によってそれぞれ違いがあり、各特性に固有な一定の水準、すなわち( イ )があるという見解を
述べている。その見解によると特性Aは( ウ )など、環境が極めて不適でも素質がそのままに顕
在化し、遺伝によってほぼ規定される。特性Bは中程度の環境条件が( イ )となるものであり、
特性Cは環境条件にほぼ比例して発達の可能性が顕在化するものである。特性Dは( エ )など、
極めて好適的な環境条件や特別な教育訓練によって、初めて可能性が顕在化するものである。
次の文は、乳幼児が日常生活の中で示すコミュニケーションに関する記述である。A~Dを表す用語を【語群】 から選択した場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。A 1歳頃の子どもが、身近な大人の表情を用いて状況判断をする。B 視線や指さしによって、大人と興味関心を共有する。C 生後7~8か月頃の乳児が、初対面の人に出会ったときに、泣いて親にしがみつく。D 目の前で大人が口を大きく開けたり、舌を出したりすると、新生児はその表情をまねるような表情をする。
【語群】
ア 社会的参照 イ 社会的視点取得 ウ 共同注意 エ 分離不安
オ エントレインメント カ 共感覚 キ 人見知り ク 共鳴動作
次のうち、乳幼児の身体・運動の発達に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。
次のうち、ピアジェ (Piaget, J.) の理論の前操作期に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。A 対象の形や状態を変化させても、対象の数量などの性質は変化しないことがわかる。B 自分の視点が他者の視点と区別されないという特徴があり、自分にどのように見えているかが優先される。C 目の前にない事柄を心の中でイメージとして思い浮かべ、考えたり行動したりすることができる。D 石や机、花や雲などにも人間と同じように生命があり、人間と同じように感じたり考えたりすると信じる傾向がある。
次のうち、乳幼児における言語の発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。A 「ニャンニャン」という言葉を猫だけでなく、犬やライオンなど四足動物全般に使用することを、語の過大般用/語彙拡張(over-extension) という。B 生後6か月頃からみられる、子音と母音を組み合わせた複数音節からなる発声を、ジャーゴンという。C 4、5歳頃になると、多くの子どもは文字に興味をもち始めるが、まだ正確に文字を書くことは難しいため、鏡映文字と呼ばれる左右が逆転した文字を書くことがある。D しりとり遊びでは、例えば「めだか」の最後の文字が「か」であることに気づいて、「か」で始まる言葉を探すことが必要であり、このような言葉遊びを通して音韻意識の発達が促される。
次のうち、観察学習に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。A 条件反射のメカニズムによって行動の変化を説明する理論であり、バンデューラ (Bandura, A.)が提唱した。B 攻撃行動などのネガティブな行動だけではなく、ポジティブな行動を学習する可能性もある。C 行動の変化は、内的な認知過程の変化ではなく単純な模倣によってもたらされる。D 他者がほめられたり、罰せられたりすることを見るだけで、学習者の行動が促進されたり、抑制されたりする。
次のうち、動機づけに関する記述として、不適切なものを1つ選びなさい。
次のうち、人の生涯発達に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。
次の【1群】のストレンジ・シチュエーション法におけるアタッチメント (愛着)のタイプと、【Ⅱ群】の日常場面における養育者の子どもへの関わりの特徴を結びつけた場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。【I群】A Aタイプ(回避型) B Bタイプ(安定型) C Cタイプ(アンビバレント型) 【Ⅱ群】ア 子どものネガティブな感情表出に対して応答的、受容的に関わる。イ 子どものネガティブな感情表出に対して拒絶する傾向にある。ウ 子どものネガティブな感情表出に対して受容したり受容しなかったり、一貫しない関わりを示す。
ラクテス編集部
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