保険業界の仕事は、お客様のお金や人生に関わる重要な業務が多くあります。自分の万が一に備えて保険に加入する際、担当者のコミュニケーション能力や知識量は契約を左右する重要なポイントです。そのため、保険業界で人材を採用する際は、スキルチェックが大切です。
なお、スキルチェックは業種や職業によって細かくチェック内容を変える必要があるため、自社の業界や業種に適したチェックを簡単に作成できるラクテスがおすすめです。
今回は、保険業界の採用活動において活用できるラクテスのスキルチェックテストを4つ紹介します。
目次
保険業従事者に求められるスキル
ここではまず、保険料従事者に求められる3つのスキルを紹介します。求められるスキルを把握してスキルチェックにつなげましょう。
コミュニケーション能力
保険業従事者の場合、バックオフィスで働くだけでなくお客様と対面で保険商品を説明したりアドバイスを行う機会が多くあります。そのため、交渉力はもちろん、お客様の心配事や心情に寄り添って丁寧に対話するコミュニケーション能力が求められます。
どれだけ魅力的な商品であっても、お客様の話を聞かず見合わないプランを提案してしまっては、契約に結びつきません。ニーズを把握した上で適切な提案ができるコミュニケーション能力のある人材採用を目指しましょう。
忍耐力
保険業従事者でお客様の前に出る社員の場合、忍耐力が求められます。どれだけ意気込んで営業活動を行っていても、なかなか契約に結びつかなかったり、場合によっては心ない声をかけられてしまったりする機会が多くあります。
保険商品はお客様がまだ見ぬリスクに備える特性のため、すぐに決断してもらうものだけでなく、長い時間かけて丁寧に交渉していくケースもあります。足繁くお客様のところに通い、商品の魅力を丁寧に説明し、やがて契約につなげてもらうといった忍耐力が不可欠です。
計画性
保険業従事者の中でも営業の場合、あらかじめ目標数値を設定し、逆算して「現在すべきこと」を考える力も求められます。ただやみくもにお客様のところを回って営業活動を行うのではなく「今月はあと◯件の受注が必要。1週間単位では▲件の契約が必要。」と、具体的な見通しを持つ必要があります。
また、その数値を達成するためにどのようなアプローチが有効か、またどの時間帯に回るとお客様との会話の時間を多く取れるか、などといった戦略も必要になります。保険業従事者には保険業界の専門的な知識習得はもちろん、目標を達成するための計画性も求められます。
コンプライアンスに関する知識
コンプライアンスは「法令遵守」を意味し、法令やルールを守ることを指します。保険業従事者が扱う商品は様々な法規制を理解した上で顧客に提案する必要があります。法令を守ること、さらに顧客から企業が信頼してもらえるような振る舞いやコンプライアンスの理解が求められるでしょう。
プレゼンテーション能力
保険業従事者にはただ顧客と親しみを持ってコミュニケーションを取るだけでなく、契約につなげるプレゼンテーション能力も求められます。密にコミュニケーションをとり顧客のニーズを把握したうえで契約につなげられなければ、会社として成り立つことは難しいでしょう。専門知識と商品への深い理解、そしてコミュニケーション能力を備えた人材は企業にとって有用です。
おすすめのスキルチェックテスト4選
ここからは保険業従事者の採用前に実施したい、4つのスキルチェックテストを紹介します。専門的な知識が求められるからこそ、即戦力として活躍できる人材を見極めるためにスキルチェックテストを実施しましょう。
保険業界向け基礎知識のスキルチェック
こちらのテストでは、保険業界で働く際に必須である基礎知識を確認できます。基本的な設問のため、面接前にオンラインで実施して応募者を厳選するために役立ちます。
選択式と記述式の設問があるため、バランスよく取り入れると保険業界への習熟度を判断できます。設問例は下記の通りです。
1.終身保険の主な特徴は何ですか?
①一定期間のみ保障
②生涯にわたる保障
③大規模な医療費用カバー2.定期保険の利点を選択してください。
①低コスト
②高額な補償
③貯蓄要素がある
④一定期間のみ保障3.健康保険の主な目的は何ですか?
①老後の生活資金を確保する
②医療費用のカバー
③資産形成
履歴書や自己PRでは確認できない詳細なレベルで応募者のスキルを確認できます。
個人情報保護に関するスキルチェック
保険業従事者はお客様のセンシティブな情報を扱うことが多いため、採用時は個人情報保護への理解力も問われます。
特に近年は「契約者の個人情報を意図的に漏洩した」といった問題も取り上げられることから、企業のリスク管理として有効なスキルチェックです。
具体的な設問を下記に紹介します。
1.情報漏えいとなる3大原因について、不適切なものを1つ選びなさい。
①ウイルス感染や不正アクセスなどによる技術的なハプニング
②誤送信や十分な暗号化が施されていないことによるセキュリティ対策の不備
③新たなシステムやソフトウェアの導入時
④紛失、誤廃棄な誤って処理したり従業員による意図的な行為2.漏えい等の速報報告の期限は、何日以内が適切か。
①3~5日以内
②2週間以内
③1か月以内
④3か月以内3.個人情報の取扱いに関して、記述中の(1)、(2)に入る適切な字句の組合せはどれか、選びなさい。
個人情報の(1)目的は、あらかじめホームページ等により公表するか、本人に知らせなければならない。
(2)した個人情報は、(1)目的の範囲で(1)しなければならない。①(1)利用(2)取得
②(1)取得(2)利用
③(1)破棄(2)確認
④(1)確認(2)破棄
オンラインにおける個人情報の取り扱いだけでなく、対面で求められるスキルのチェックも可能です。
「民法」「行政法」に関するスキルチェック
保険従事者は保険商品やその周辺知識として法律に関する知識の習得も欠かせません。保険商品の説明時は、保険業法の遵守だけでなく金融商品取引法や民法など幅広い法律への理解を深め、正しい業務遂行が求められます。
ラクテスで扱う設問は幅広い分野をカバーしています。サンプルの設問を下記に紹介します。
1.制限行為能力者の中で、精神上の障害により事理を弁識する能力が著しく不十分である者はどれでしょうか?
①成年被後見人
②被保佐人
③被補助人2.占有改定が含まれるものはどれでしょうか?
①質権が成立するための目的物の引渡し
②即時取得が成立するための占有改定による占有の取得
③動産の譲渡担保権を第三者に対抗するための目的物の引渡し3.登記がなくても対抗できるのはどれでしょうか?
①不法占拠者
②特定遺贈
③遺産分割
④解除後に取引関係に入った第三者
応募者の法律関連への理解度を確認することで、入社後に用意すべき研修レベルの判断も可能になります。
まとめ
保険業界は保険商品だけでなく、リスク管理や計画性など様々なスキルを求められますが、履歴書や面接ですべてのスキルを測るのは難しいものです。そのため、スキルチェックテストを実施して、応募者が持つ経験やスキルを確認することをおすすめします。
今回紹介したラクテスでは、オンラインテストを簡単に作成可能です。これまで独自に紙ベースで採用テストを作っていた手間を軽減できるでしょう。300件以上のサンプル問題から自社に必要な設問を組み合わせて、スキルチェックが行えます。
「ミスマッチを減らしたい」「採用の工数を削減したい」と考える採用担当者の方はぜひラクテスをご検討ください。
タグ: #適性検査, #人材採用