今回は、ラクテスをご活用いただいている、株式会社MAST代表取締役の岩見俊哉様に、導入の経緯やラクテスの使い心地などについてお話しを伺いました。
株式会社MASTは、2019年創業の、HR領域に特化した組織開発を専門とする企業です。特に、人材の離職予防と定着支援に注力しており、介護・福祉系企業から一般企業まで、幅広い顧客に対してサービスを提供しています。匿名アンケートを活用した組織課題の可視化や、生成AIを用いたデータ分析など、先進的なアプローチを取り入れながら、組織開発に取り組んでいます。
目次
アンケート収集にラクテスを活用
ラクテスをどのようにご活用いただいていますか
当社では、アンケートの収集にラクテスを活用しています。離職予防支援サービスにおいては、匿名のアンケート調査による分析が必要です。顧客企業の従業員にアンケートを実施し、その結果を分析・分類し、離職の問題がどこにあるのかを明らかにします。そこで使用しているのが、ラクテスです。本来のラクテスの使い方とは異なるかもしれませんが、当社のニーズに非常にマッチしています。
特に便利だと思う機能は何でしょうか
時間設定機能が特に便利です。多くの企業では、アンケートなどの社内調査にあまり時間をかけられません。そのため、目安時間がわかるこの機能は非常に役立っています。アンケートの回答時間を設定することで、お客さま側の運用担当者からも、「管理しやすい」という声をいただいています。アンケートに特化したツールには、時間設定ができるものが少ないので、これもラクテスの特徴の一つだと思います。
また、プレビュー機能も便利です。商談時に、プレビュー画面を使って、顧客に実際のアンケート画面を見せることで、説明がしやすくなっています。実際の画面を見せることで、導入後のイメージがつきやすく、商談をスムーズに進められる点が気に入っています。

デザインや機能のカスタマイズ性の高さが魅力
ラクテスを導入したきっかけについて教えてください
当社のサービスにアンケート調査は必須でしたので、効率的にアンケートが実施できるツールを探していました。当初はGoogleフォームの利用も検討しましたが、フォントデザインなど、回答画面のカスタマイズ性にも限界があり、ツールを探すことにしました。お客さまに提供するサービスとして、見た目にもこだわりたかったので、デザインや機能の自由度が高いラクテスを選びました。
他社サービスとラクテスの違いはどういったところにありますか
他社のツールと比較して、ラクテスはコスト面で大きなメリットがあります。通常、UIデザインや機能のカスタマイズには開発が必要で、初期費用が非常に高くなります。しかし、ラクテスの場合は、カスタマイズ性が高く、こちらでできることも多いので、開発コストがかかりません。開発が不要ということは、そこにかかる時間的コストも削減できます。構想したことが、自分たちの手で素早く実行できる点が、他社との違いの一つだと思います。
実際に使ってみていかがでしょうか
ラクテスは、画面操作がわかりやすく、直感的に使えるところがいいですね。アンケート回答者からも「操作に迷わない」と好評です。アンケートを作成する側にとっても、プログラミングの知識が不要で、簡単に作成できる点が大きな助けになっています。
また、回答データがアンケート毎に蓄積されていくのも便利です。同じパスを使用してアンケートを実施すれば、過去と最新の回答データを同時に抽出することもできます。当社では、回答データの比較や分析を独自に行っているので、データが蓄積されていくのはありがたいことです。

サンプルテストが豊富で、すぐにテスト実施が可能
ラクテスのおすすめポイントがあれば教えてください
当社では、通常の使い方とは異なる方法で活用していますが、ラクテスはテストツールとして非常に優れていると思います。特に、テンプレートの種類の豊富さには驚きました。自社で問題を作成しなくても、テンプレートを利用すればすぐにテストが実施できるでしょう。ストレスチェックといったメンタルヘルス系のテストも用意されているので、人事労務管理の方にもおすすめです。また、月額契約にすれば、必要な期間だけの利用もできます。例えば、新卒研修の3ヵ月だけ必要であれば、その期間だけ契約できるので無駄もないですよね。
人材開発を専門とする私の立場からも、ラクテスの活用は企業のプラスになると思います。
人事管理や従業員のモチベーション維持には、研修成果などを、客観的かつ定性的な数値で可視化することが重要だからです。ラクテスを活用すれば、そうした管理の手間も大幅に削減できると思います。
これから
今後、ラクテスをどのように活用していきたいですか
当社としては、引き続きアンケート収集をメインにラクテスを利用できればと考えています。収集したデータは非常に価値が高いものなので、データのストックツールとしても活用していきたいと思っています。