企業の研修制度が充実しているかどうかは、就職活動中の学生が企業を選ぶための重要な評価軸です。本記事では、新入社員研修を充実させ成果を出すための研修スケジュールの作成方法や、そのコツをご紹介します。
目次
新入社員研修の目的とは?
新入社員研修の目的としては、
・社会人になる際の意識改革
・ビジネスマナー・スキルの習得
・自社の事業内容や風土、社内ルールの理解
などがあります。
新卒社員にとって、いずれも社会人生活の基礎となる内容です。
研修スケジュール作成の作り方・手順
研修のスケジュールはどのように作成するのでしょうか。以下、作成方法や手順をご紹介します。
研修に必要な項目の洗い出し
研修に必要な項目を洗い出すために、経営層、社員、受講者それぞれにヒアリングを行います。
まずは、経営層や管理職の社員に人材育成の方向性についてヒアリングを行います。
次に、現場の社員には、実際に現場で求められるスキルや知識、現場の課題などをヒアリングします。
さらに受講者へもヒアリングを行います。受講者の現状のスキルや知識などを聞き出しましょう。これらのヒアリング内容に沿って、研修に必要な項目を選定します。過去の事例なども参考にするとよいでしょう。
予算の決定
研修に使用できる予算を確認します。これは、研修の日数、実施場所、外注の有無などを決定する重要な要素となります。社内で実施する場合でも、人件費や資料作成など様々なコストがかかります。それぞれの研修項目にどの程度の予算を配分するかを検討します。
研修の目標・カリキュラム設定
予算の確定後に、事前のヒアリングで得た人材育成の方向性や、研修の項目をもとに研修の目標を決定します。この際、内容だけでなく、期限や到達レベルを明確にすることが重要です。具体的には、「入社2か月後までに、独りで顧客用資料の作成ができるようになる」という形になります。また、この目標と予算に合わせて、研修のカリキュラムを作成します。
内製化か外注の決定
予算や目標、カリキュラムの決定後に、研修を自社で行うか、外部の企業に外注するかを決める必要があります。内製化と外注には、メリット、デメリットが存在します。費用の削減を行いたい場合や、自社の事業内容についての研修などは内製化する方が良いです。一方で、専門的な内容の研修や、資料作成などの準備時間の削減を行いたい場合は外注での実施をおすすめします。また、外注を行う場合は、早めの検討が必要となります。
日程調整とスケジュール作成
研修の内容、予算、目標などが決定したら、参加者の日程調整と研修スケジュールの作成を行います。内製化する場合は、講師となる社員の予定を確保します。外注する場合は外部講師との調整が必要となります。参加する新入社員の配属日などから、逆算してスケジュールを作成することも重要です。
研修スケジュール作成のコツ
研修のスケジュールを作成する際のコツを3つご紹介します。
余裕を持ったスケジュールを組む
研修のスケジュールを作成する際には、1日に多くの内容を詰め込み過ぎないように、余裕を持って作成しましょう。受講者の集中力を保つために、約1時間ごとに10〜20分程休憩時間を確保するとよいでしょう。。余裕を持ったスケジュール作成を行うことで、研修の効果を高められるだけでなく、日程や時間変更などのトラブルに対応できます。
業界や自社理解のインプットは必須
新入社員研修では、まず業界や会社についての知識をインプットすることが必要です。。基礎的な知識や業界の全体像を理解した後に、理解度確認テストなどでアウトプットを行えば、知識がより定着します。インプットの量が多い場合は、インプットとアウトプットの日程を2日に分けて行うことで、研修内容の理解を深めることができます。
フィードバックや振り返りの時間を設ける
研修終了後に確認テストを行い、採点してフィードバックを行うことで、さらに受講者の理解度を深められます。また、研修の感想を受講者に回答してもらうことで、研修の課題点を明らかにできます。課題を発見できたら、次年度の新入社員研修の改善に活かしましょう。
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まとめ
この記事では、新入社員研修のスケジュールの作成方法と手順について説明し、作成のコツもご紹介しました。また新入社員研修では、インプットや振り返りが重要であることについてもお伝えしました。新入社員研修を充実させ、就職活動を行う学生へ自社をアピールしましょう。
タグ: 研修