近年はインバウンドの増加に伴い、旅行代理店をはじめとした旅行業界全体で採用活動が盛んに行われています。しかし、採用活動は工数がかかるため、できるだけ効率的に進めたいと考える担当者の方もいるでしょう。
ミスマッチを減らしながら効率的な採用を目指すなら、ラクテスのスキルチェックテストがおすすめです。
今回は、旅行代理店のスタッフに求められるスキルについて確認し、活用できるスキルチェックテストを紹介します。採用にかかる工数を削減しながらも、自社に適した人材確保を目指しましょう。
目次
旅行業界で求められるスキル
旅行業界で求められる5つのスキルを紹介します。お客様の要望をくみ取ったプランニングから、トラブルに臨機応変に対応する問題解決能力まで、幅広いスキルが求められます。
プランニング
旅行界の中でも代理店スタッフはプランニングのスキルが求められます。旅行代理店では、既存のツアーから希望にあったものを紹介するだけでなく、来店したお客様にあわせて新しくプランを考える必要もあるでしょう。お客様の要望をくみ取りながらも、無理のないプランニングをすることで、顧客満足度の高い旅行プランを提供できるようになります。
ホスピタリティ
お客様の希望をくみ取って満足してもらえるプランを用意する際は、ホスピタリティも重要です。ホスピタリティーは「おもてなし」といわれることもありますが、相手の気持ちを考えて行動に移すことを指します。どれだけ綿密なプランを提案しても、お客様の要望に沿っていなければ、他の旅行会社にお客様が流れてしまう可能性もあるでしょう。各スタッフは、「この代理店に頼んで良かった」とお客様に思ってもらえるような対応をすることが必要です。
交渉力
旅行代理店スタッフには交渉力も求められます。お客様とのやり取りだけでなく、プランに組み込まれている飲食店や宿泊施設などの企業との交渉も必要です。その際、相手の要望ばかりを聞いてしまうことも、自社の要望を無理に押し通すことも避けなければなりません。話が良い方向にまとまらなかったり、関係が険悪になったりする可能性が高まるためです。自社が譲れないポイントを巧みに伝えつつ、相手の要望をくみ取る交渉力は、採用時にチェックしたいポイントです。
リサーチ力
旅行代理店のスタッフは、現地の情報や交通機関など、旅行の始まりから終わりまでの情報を網羅的に把握しておく必要があります。当日、旅行者と一緒に現地に行くことはなくても、旅行者の動きをイメージし、適切なプランを提案するには入念なリサーチが求められます。また、リサーチした結果をお客様にわかりやすく伝える力も求められるでしょう。
問題解決能力
一般的に旅行には大きなお金が動くため、トラブルやクレームが起こりやすい傾向があります。天候やお客様の体調による、急なキャンセルや変更も生じます。また、海外旅行の場合は、社会情勢などにより深刻なトラブルが起こる可能性もあります。そのため、トラブルが発生しても臨機応変に対応し、問題解決に向けて動けるスキルが求められるでしょう。
おすすめのスキルチェックテスト3選
ここからは、旅行業界や旅行代理店スタッフの採用時に活用したいスキルチェックテストを3つ紹介します。ラクテスでは様々なスキルチェックテストを用意しているため、自社の採用したい人材レベルにあわせてご活用ください。
面接で聞くべき質問(コミュニケーション能力)
旅行代理店スタッフには、コミュニケーション能力や対応力が求められます。面接で聞くべき質問を確認することで、スタッフのコミュニケーション能力を確認できるでしょう。設問例は下記の通りです。
1.チームで働く際に、意見の異なるメンバーとどのようにコミュニケーションを取りますか?
2.過去に経験したコミュニケーションの課題を教えてください。その際、どのように対処しましたか?
3.複雑な情報を分かりやすく伝える必要があった経験を教えてください。どのように伝えましたか?
面接で聞くべき質問(コミュニケーション能力)
自由に答えてもらう形式のため、応募者の人となりを判断することも可能です。
旅行業界向け基礎知識確認テスト
旅行業界向けの基礎知識を伴う問題も選考時に活用できます。具体的な設問は下記の通りです。
1.旅行業界で用いるアルファベットの読みとして正しいものをすべて選んでください。
D/ドッグ
H/ハウ
L/ラブ
Z/ジップ
2.「ノーショー」の説明として正しいものを選んでください
・予約をしていない利用者が現れること
・キャンセル済みの客のこと
・予約日時に客が現れないこと
・直前にキャンセルになること
3.「Dチャメ」の一般的な説明として正しいものを選んでください
・大人と同等の食事と寝具のサービスを受けるこども
・こども用の食事と寝具のサービスを受けるこども
・寝具の提供を受けるが、食事のサービスは受けないこども
・食事、寝具いずれのサービスも受けないこども
旅行業界向け基礎知識確認テスト
このテスト結果を元に、必要な研修カリキュラムを計画することも可能です。
旅行業務取扱管理者スキルチェックテスト
旅行代理店には各営業所につき1人以上、国家資格である旅行業務取扱管理者を置かなければなりません。資格を保有している人材に対し、知識レベルを確認する際に活用できるでしょう。具体的な設問は下記の通りです。
1.旅行業法に基づく旅行業者の登録に関する手続きについて正しいものはどれですか。
・登録は全国観光庁でのみ行われる。
・登録の有効期間は10年間である。
・登録申請には営業保証金の供託が必要である。
・登録は一度行えば更新の必要はない。
2.日本国内の主要観光地の一つである京都の名所として誤っているものはどれですか。
・清水寺
・金閣寺
・奈良公園
・祇園
3.パスポートの有効期限に関する記述として、正しいものはどれですか。
・旅行出発時点で有効であれば問題ない。
・帰国時点で3ヶ月以上の有効期限が必要。
・出発時点で6ヶ月以上の有効期限が必要な国が多い。
・有効期限は旅行期間中に切れても問題ない。
旅行業務取扱管理者スキルチェックテスト
旅行業務取扱管理者試験を突破した方であれば回答できるでしょう。
まとめ
旅行代理店スタッフには、旅行業界に関する基礎知識に加えて、お客様の気持ちを考えて行動するホスピタリティやトラブルに対応する問題解決能力など様々なスキルが求められます。しかし、これらのスキルは履歴書や職務経歴書だけでは判断できないため、別途スキルチェックテストを行うのがおすすめです。
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