ラクテス運営企業が自社でラクテスをどう使っているかを説明します

ラクテスを運営しているサイトエンジン株式会社では、自社でもラクテスを活用しています。どのように使っているかを問題の実例も含めて紹介します。

採用試験

新卒採用と中途採用の両方で、候補者の方には書類選考通過後に全員筆記試験を受験していただいています。試験問題は「論理、国語、計算能力」というタイトルで、読み書きそろばんの能力を計測するものです。特にWebやITに関連した専門的な知識を求めるようなものではなく、完全業界未経験の方でも回答できるようになっています。

問題自体はそれほど難しくはないのですが、時間を短めに設定しているため、容量よく課題を処理できるかどうかを判定することにもつながると考えています。

何度か問題を更新しているのですが、最新版で65名が受験しており、100点満点で平均55点、中央値58点です。0点から100点まで幅広く得点が分布しています。70点以上を合格点に設定しています。65名中合格は21名、合格率32.3%でした。

なお、この筆記試験はあくまでも面接するかどうかを判定するためのもので、面接の合否を決めるときに点数は考慮していません。

入社後研修の理解度チェックテスト

サイトエンジンでは、入社後にまとまった量の研修を実施しており、その研修内容を理解しているかを入社から1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後の合計3回テストを実施しています。問題の内容はWebマーケティングの専門用語に関連したものから会計経理、社内ルールなどさまざまです。

WebやITに関連したたくさんの略語が会議で頻繁に使われるため、意味がわかっていないと話についていけなくなってしまいます。そのため、わからないことがあった場合は会議中に質問することを徹底するよう入社直後に説明しています。研修後の理解度チェックテストでは、会議中にわからないことをきちんと先輩社員に確認してさえいれば、ほぼ回答できるような問題だけになっています。

毎回似たような問題が出るようになっており、テストの点数の推移で学習が進んでいるかがわかるようにしています。たとえばWebマーケティングに関連した計算問題では、数字の部分が入れ替わるだけでほぼ同じ問題がでており、1回目のテストで回答できていなかったとしてもそれの部分を復習しておけば2回目は解けるようになっています。

パソコンスキル、事務スキルの確認テスト

ラクテスでは、WordやExcelの使い方のテストを用意しているので、実務でこれらのソフトを使ったことがなく、ショートカットや関数などを理解していない人には研修後にテストを受けてもらうことがあります。ちょっとしたショートカットを知らないだけで大きく効率が変わってしまうことがあるため、未経験の方を採用するときにはその人のスキルにあわせて丁寧に研修して、しっかりとテストで実務で習ったことを使えるようになっているかを確認します。

発注先パートナー(フリーランスのライター・校正者)のテスト

業務委託先の選定にもラクテスを利用しています。サイトエンジンはラクテスの運営以外にWebコンテンツの制作事業をしており、その事業ではフリーランスのライターや校正者の方々にお仕事をお願いすることが多いです。

発注前にテストをさせてもらっています。ライターには簡単な文章を書いてもらうテストを、校正者には実際の業務と似た流れで文章に含まれている問題点や正しい表現などを探してもらうテストをしています。このテストを挟むことで、あきらかにおかしな文章を書いてしまう方や長文を読み取れない方、業務指示を正しく読み取れない方などに依頼することを避けることを意図しています。

結果、筆記試験の段階で合格率25%ほどになっています。その後、実際に簡易的な業務を発注させていただき内容確認したうえでフィードバックのやり取りなどを経て、毎月依頼させていただくのは応募いただいた総数からの比率でいうと1~2%ほどです。

日々使い方の幅を増やしています

私たちは頻繁にラクテスの機能改修をしていて、少しずつ使い方のバリエーションを増やしています。今後は昇進・昇格試験でも何かしらの形で利用する予定です。

ラクテスはオンラインテストをブラウザだけで簡単に作成、運営できるシステムです。無料プランを用意していますので、オリジナルの使い方をぜひ試してみてください。

page top