新卒採用試験を職種ごとに作成し、スクリーニング精度の向上と効率化を実現 [ラクテスの活用例]

企業が成長を続けていくうえで、優秀な人材の確保は必須の課題です。自社に合う人材像を的確に把握し、それに合った能力評価を行う必要があります。

新卒採用では、地頭の良さや性格・特性などを見極めるような適性検査がよく実施されています。多くの会社では新卒は特に役職を限定せずに総合職として採用するため、中長期的な成長を期待してポテンシャルを見極めるという意図で適性検査を実施していることが多いです。

一方で、近年は新卒採用でもエンジニア職、デザイナー職のように、役職を限定して採用する会社が増えてきています。総合職として一括で採用してから配属先を決めるのではなく、最初から職種ごとの適性や学習経験などを考慮して採用するのです。これによって入社後に戦力化までの期間を短くすることができます。

また、学生の希望する仕事と配属先の業務内容とのミスマッチを減らすことができ、早期離職の可能性を下げられます。たとえば、エンジニアを志望していた学生が、いざ入社してみたら営業職として配属されたみたいなことになれば、すぐに辞めてしまうでしょう。あらかじめ面接やテストを通じて業務内容のすり合わせをしておくことで、こんなはずではなかったという不幸な状況を減らせます。

マイナビ2024年卒企業新卒採用活動調査」によると、24年卒入社予定の方の募集・選考時のコース設定について、「職種別コースを設定している」39.5%、「職務を限定しない枠(総合職等)を含む、職種別コースを設定している」23.6%と、あわせて63.1%の企業が何らかの職種別の採用枠を持っていることがわかります。

画像出典:マイナビ2024年卒企業新卒採用活動調査(PDFファイル) p157

また、同調査によると学生側は「勤務地・職種ともに自分で適性を判断して、選びたい」54.0%、「職種は自分で選びたいが、勤務地は適性をみて会社に判断してほしい」7.6%となっており、あわせて61.6%の学生が自ら職種を決めたいと考えています。

新卒でも職種ごとの採用試験を

新卒採用における役職ごとの採用(ジョブ型雇用)が増えていくと、役職ごとに求められるスキルセットを採用時点で見極めることが必要となります。

例えばエンジニアを目指す人材には、論理的思考能力、数学の素養などが重視されます。一方、デザイナーの場合はイラストを書いたり、カラーコーディネートを決めたりする能力などが評価ポイントとなるでしょう。このように、新卒でも採用する職種に応じて、適性を適切に見極められる試験を用意する必要があります。

新卒採用スクリーニングには多くの課題があります。圧倒的な応募者数に比べて選考リソースが不足しがちなことや、適性試験後の面接対象者選定が適切にできないといった問題があります。多数の志願者の中から、本当に自社に合う人材を見つけ出すのは容易ではありません。

汎用的な試験ではなく各社が自社に特化したオリジナルの筆記試験を実施することで、採用にかかる負荷を軽減しつつより良い選考ができるようにするのが、我々がラクテスを運営している理由です。

専門性を求められる試験問題を自社で全て作成するのは時間がかかりますし大変です。特にITエンジニアやデザイナーなどのクリエイティブな職種の能力検査となれば、適切な問題作成には専門知識が求められます。ラクテスでは、サンプル問題を多数用意しています。既存のテストに自社独自の要素を足したりして簡単にテストを作成することができます。

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